昭和27（1952）年春、戦後の混乱が未ださめやらぬ中、わずか9事業所の小さな組合として綾部鉄工工業協同組合は産声をあげました。
当初国有払下機械の受け入れや、事業資金の借入、貸付、資材・副資材の協同購入といった、綾部市の製造業の復活と発展を急務とした事業、また自己研鑽の為の研修や社員教育情報事業も必要とされた戦後復興の世情も、発足へと地元企業の仲間たちの背中を押しました。
あれから70年、現在は会員企業も30社となり、時代の変遷と共に他団体との交流会や、研修会といった会員企業の研鑽を深める活動とともに、未来の子供たちや地域への貢献を心がけた事業の開催を行い、必要とされる組合活動に取り組み続けることができています。
これも当会に携わって頂く全ての皆様のご理解とご支援のおかげであること、厚く御礼申し上げます。
「ＣＯＯＬな鉄を熱くする。」スローガンのもと、会員一同、 地域産業や地域社会の発展に努めてまいります。皆様、ぜひ綾部の熱い企業の活動をご覧いただければ幸いです。

 

綾部鉄工工業協同組合　理事長　波多野　隆史